「ゲゲゲの鬼太郎」の生みの親・水木しげるの妻・布枝が綴る 自伝エッセイ「ゲゲゲの女房」の映画化
「収入は月三万円、安定した仕事をしちょるそうな」と、お見合いからわずか5日で結婚。昭和36年、出雲の安来から上京した布枝が見たのは、花の東京とは無縁の、しげるの底なしの貧乏暮らしだった。質屋通いも日常茶飯事。食パンの耳も大切な食料源。不気味なしげるの妖怪漫画。互いに目もあわせられないまま始まる、ぎこちない生活。 ある日、しげるの原稿を出版社に届けた布枝が手渡されたのは、「暗い漫画は売れないから」という言葉と、約束の半分の原稿料だった…。漫画のこともしげるのこともよくわからない。そんな悔しさがこみ上げる布枝の前に、妖怪漫画をただひたすら描き続けるしげるの姿があった。「これほど努力をしているのだから、世間に認められないまま終わるはずがない。この努力がムダに終わるはずがない。」強い感情が布枝の心に芽生えはじめていた。
CAST
- 武良布枝:吹石一恵
- 武良 茂:宮藤官九郎
- 田所初枝:坂井真紀
- 金内志郎:村上 淳
STAFF
- <監督>鈴木卓爾
- <脚本>大石三知子/鈴木卓爾
- <製作>『ゲゲゲの女房』製作委員会/
原作:武良布枝『ゲゲゲの女房』実業之日本社刊
©2010水木プロダクション/『ゲゲゲの女房』製作委員会
公開日:2010年11月20日(土)
DVDリリース:2011年4月27日(水)