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わが母の記

邦画
わが母の記
わが母の記場面写真2

たとえ忘れてしまっても、きっと愛だけが残る

小説家の伊上洪作は、幼少期にひとりだけ両親と離れて育てられていた。「僕だけが捨てられたようなものだ」軽い口調で話す伊上だが、本当はその想いをずっと引きずっていた。そんな中、父の訃報が入る。母・八重は物忘れがひどくなってきており、夫との思い出すらほとんど失くしていた。自分を捨てた母を許してはいないけれど、その記憶を失くされたらケンカにもならないー伊上をはじめ八重を冗談のタネにする家族に対して、三女の琴子は激怒する。八重は琴子の提案で、軽井沢の別荘で暮らすことになる。やがて琴子はプロの写真家になり、運転手だった瀬川と付き合う。八重は夜に徘徊するようになり、もう誰が誰かも分からなくなっていたが、家族は八重が元気なだけで満足だった。ある朝、感情を抑えられなくなった伊上は、初めて母と対決しようと「息子さんを郷里に置き去りにしたんですよね」と問いつめる。だが、八重の口からこぼれたのは、伊上が想像もしなかったある<想い>だったー。

CAST
  • 伊上洪作(伊上家の長男、作家) :役所広司
  • 八重(伊上家の母) :樹木希林
  • 琴子(洪作の三女) :宮﨑あおい
  • 桑子(次女、自称古美術商) :南果歩
  • 志賀子(伊上家の長女) :キムラ緑子
  • 郁子(洪作の長女) :ミムラ
  • 紀子(洪作の次女) :菊池亜希子
  • 瀬川(編集者) :三浦貴大
  • 貞代(女中) : 真野恵里菜
  • 美津(洪作の妻) :赤間麻里子
  • 隼人(伊上家の父) :三國連太郎
STAFF
  • <監督・脚本>原田眞人
  • <原作>井上靖
    『わが母の記 花の下・月の光・雪の面』
    (講談社刊)

©2012「わが母の記」製作委員会
公開日:2012年4月28日(土)
DVDリリース: 2012年9月8日(土)

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